| 出席委員会 | 
|  | 出席委員会 委員長 岩崎 重曉 会員 5/26  31 (1名MAKEUP)  32/38  84.21%
 5/19  24 (1名MAKEUP)  25/38  65.79%
 5/12  27 (1名MAKEUP)  28/38  73.68%
 
 
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| 卓 話 | 
|  | |   「 宝石珊瑚業界の現状 」
  鳥巣  悟 我々が商品として扱うサンゴは宝石珊瑚(precious coral)というものであり、ここにおられる多くの皆様が思いこんでいるものとは異なるものです。それは八の倍数の触手をもつ八方サンゴ亜網で水深150m〜1500mに棲息しています。他方は造礁サンゴであり、六方サンゴで代表的なものは沖縄近海宮古島の珊瑚礁群があります。水深50m前後の浅いところに棲息しアクセサリーに加工することは出来ません。
 わが国において、古くは仏教伝来とともに地中海のサンゴが伝来したものと思われます。
 
 19世紀初頭、高知土佐の近海で初めて珊瑚が採取されて約200年になりますが、珊瑚原木に品質の違いもあり輸入は続きます。また貴重品としての広まりとともに、飾り物を身に付ける習慣のなかった一般日本人の珊瑚に対する愛着は根強くなり商品開発もすすんでいきます。
 珊瑚の成長は驚くほど遅く、養殖の出来ないものですが、私が小さい頃より耳に残っている言葉があります。それは「珊瑚は3〜5年の周期で採取期と不漁のときがある」ということ。そのことをこの10年来意識するようになりました。
 珊瑚採取船の能力向上・大型化、海底探査能力の向上に伴い、一時的に乱獲の時がありました。昭和50年後半から国際的には200カイリの漁業水域定着とともに資源再生を損なわない方法で日本近海での採取が中心になります。当然水揚げ量の減少とともに採取船の廃船が続出(現在では国内には大型珊瑚採取船はナシ)となります。
 近年は(昭和57年末より)乱獲をなくすため底引き採取を止め、潜水艇を潜らせて大きくなったものだけを水揚げするようなりました。
 日本は業界団体として高知に日本珊瑚商工協同組合(親組合)があり、下部組織として近畿に阪神珊瑚協同組合があります。しかしながら、原材料の減少はこの20年来続いており、色々な問題が出てまいります。
 
 組合員は最盛期に全国で250名ほどでしたが、現在は下部組織を含めても150名ほどです。最盛期(昭和55年〜62年)で約200億〜250億円の国内売上額、プラス輸出額100億円(製品原材料合計)あった業界の売り上げが最近国内での末端売上金額は150億円。20年前の半分まで落ち込んできました。物価の上昇を考えると1/5以下への落ち込みです。
 特に原料不足は深刻な問題で、原料価格の高騰・仕事量の減少・若手職人の育成困難・工場の効率化の遅れ・商品開発の不足等市場変化への対応力をなくしていきます。高齢化とともに。当然業界関係者は減少していきます。(阪神地区の組合員平均年齢は65歳)
 
 自然保護・環境保護等の問題は地球温暖化を防ぐ地球的課題として取り上げられるようになりました。皆様既にご承知のことですが、絶滅が危惧され、環境面で保護規制が必要と考えられる動植物は、「CITES」(絶滅恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約)=ワシントン条約において手厚く保護されているわけです。
 ワシントン条約は三つに分類され、第一は象牙等のように商取引まで禁止するもの、第二は原産地で許可があれば貿易できるもの、第三はその国の管轄下で規制を行う必要があれば指定するものです。
 2007年春、アメリカが宝石珊瑚をワシントン条約の規制対象として、付属書Uに包括することを求める案が提出される事が国内の学者からの報告・新聞報道などで我々の眼に留まるようになりました。
 組合としても、ワシントン条約会議への対応策として2007年2月高知において、国内の業界関係者・日本における珊瑚研究者を招き検討会を開催。高知県・水産振興課を通じて国(経済産業省・水産庁)に働きかけることを決議しました。
 2007年6月オランダのハーグにおいて開催されたワシントン条約の締約国会議の総会で「宝石珊瑚」の取引規制は、アメリカ提案は小委員会で承認されたが、後日の総会で反対多数にて否決されました。
 2009年3月7日香港に於いて国際珊瑚フォーラムを開催。参加者はイタリア、台湾、香港、インド、日本から業者関係50名、イタリア、台湾、日本から学者4名の参加。
 これらの国際的な活動には当然、多額の資金が必要となりますが、近年業界の業績からしてその資金確保に苦労している。
 色々と国際的には議論がある中で、次回「CITES」は2010年カタール国のドーハに於いて、第5回締約国会議が開催されます。米国をはじめ規制推進派は最近政治的な動きをみせ、地中海(イタリア)と西太平洋(日本と台湾)の切り崩しを図っております。
 地中海で取れる珊瑚を規制から外そうとしてイタリア関係国の離脱を目論んでいます。
 今後、不幸にして宝石珊瑚がワシントン条約の規制対象種になったとしても、日本国内で採取し、加工し、販売することは問題ありませんが、国際間で取引のある商品は原料相場が単純ではないのです。
 
 日本人の高品質へのこだわりは、僅かの原料では限りがあります。原料相場の下落を招くか、採取業者の減少による更なる原料不足、特定商品の高騰によるマニア向けの商品になりかねません。
 上記の問題点からして、消費マインドの急激な変化・ビジネスモデルの急変についていけなくなり伝統工芸として特殊な技術を持つ者しか残れないような気がします。サンゴ専業メーカーではいずれ立ち行かないような気がします。
 
 以上
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| 委員会報告 | 
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| その他報告 | 
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| 同好会報告 | 
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| ニコニコ箱の報告 | 
|  | 副SAA 真野 博 会員 河南 さん  今日 初孫が生まれました。
 岩崎 さん  井さん 先日はお世話になりました。
 紀伊國谷さん 保険会社のアンケートの件、ありがとうございま
 した。来た!来た!ヨメさんに取られたけど、、、、
 宇尾 さん  先週例会欠席しました。名古屋でNPOの講演会に行ってきました。
 河南さんありがとうございました。
 山口 さん  8チャンネル朝のとくだね!にもオリンピア兵庫が出ました。
 職員の西塚君がお世話になりました。
 井 さん  橋本さん貴重なものありがとうございました。
 國田さん 岩崎さん 野田さん ご来店ありがとうございます。
 鳥巣 さん  今日は卓話です。
 角田 さん  真野さん 先週は有難うございました。
 
 
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|  | 『友』インターネット速報     2009年5月26日  NO.382
 財団管理委員会が認証ポイント移譲の下限を引き下げ
 
ロータリー財団管理委員会は7月1日以降、移譲できる財団認証ポイントの下限を100ポイントにする決定をしました。これにより多くのロータリアンが寄付を助長できるようになり、寄付増進目標を達成する上でクラブと地区指導者への支援につなげようとの狙いがあります。
 認証ポイントは、財団への寄付者がポール・ハリス・フェロー(PHF:財団に累計1,000ドルを寄付した個人)の認証資格を得た後に蓄積するもので、年次プログラム基金、ポリオ・プラス、承認されたマッチング・グラントへの寄付1ドルにつき、1ポイントが与えられます。
 7月1日以降は寄付者本人だけが移譲の権利をもち、クラブ会長とガバナーは移譲できなくなりますが、クラブや地区のアカウントについては引き続き移譲できます。また、個人のポイントは寄付者が死亡、あるいは大口寄付者(財団に1万ドル以上を寄付)の残された配偶者が死亡した場合、失効します。
 寄付者は家族、友人、ほかのロータリアンをPHFにするため、ポイントを譲渡できますが、クラブ、地区への移譲はできません。恒久基金と国際ロータリー(RI)のプログラムへの寄付には、認証ポイントがつきません。なお、移譲には「認証ポイント使用申請書」をご使用ください。詳細はRI日本事務局財団室(03-3903-3192)まで。
 
『ロータリージャパン』ホームページ情報
 
『ロータリーの友』6月号の要旨を、27日に掲載する予定です。6月号では、ロータリー親睦活動月間にちなんだ特集を組んでいます。『ロータリージャパン』の日本語ホームページ
 http://www.rotary.or.jp/contents.html
 から入り、画面中段右にある「ロータリーの友6月号」をクリックしてご覧ください。
 
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| 今後の卓話予定 | 
|  | 6月 6/ 2 第797回 「 親睦活動月間に因んで 」 当番 親睦活動委員長 橋 邦雄 会員
 6/ 9 第798回 「 絶対極秘の話 (記録に出来ない) 」
 当番 山口 元 会員
 6/16 第799回 各部門委員長報告1
 6/23 第800回 各部門委員長報告2
 6/30 第801回 四役退任挨拶
 
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| 本日のロータリーソング・BGM | 
|  | 6/2 ロータリーソング
 「 君が代 ROTARY 」
 BGM
 「 A White Shade Of Pale 」
 「 Moon River 」
 「 Triste Coeur 」
 
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