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週報一覧

No.26  2022年2月1日号

前週の報告①

☆2022年 1月25日(火)第1349回 ハイブリッド例会
 「 イタリアンレストランの今昔 」
 スピーチ 日本イタリア料理協会会長
      イタリアンレストランアルポルトオーナー 片岡 護 氏
 当  番 大田 宥  会 員
 司  会 髙井 敏郎 SAA
 点  鐘 永井 幸寿 会 長

前週の報告②

☆お客様紹介 松本 考史 親睦活動委員長
 お客様 ゲストスピーカー
     日本イタリア料理協会会長
     イタリアンレストランアルポルトオーナー  
          片岡 護 様

☆ロータリーソング
 ソングリーダー 細谷 眞弓 親睦活動委員
 「 奉仕の理想 」

会長報告

 先日印鑑証明2通を区役所からとってきました。
 当クラブの事務局の移転の手続きのためです。
 当クラブは,一般社団法人神戸すまいまちづくり公社と,雲井通五丁目のサンパルの事務所について賃貸借契約を締結しています。今回,兵庫県知事の認可を得た,「雲井通五丁目再開発株式会社」がさんぱるについて市街地再開発事業を施行することになりました。
 あれ,立ち退きするなら,引っ越し代とかでないの?と思うかもしれません。この点,都市再開発法97条1項で,施行者は移転する者に損失を補償することになっており,当クラブも,動産移転補償等,合計85万8000円の支払いを受けることになりました。
 施行者と当クラブは損失補償契約を締結しますので,代表者の私の実印と印鑑証明1通が必要となりました。また,神戸すまいまちづくり公社と賃貸借終了の合意書を作成しますので,ここでも,実印と印鑑証明1通が必要になりました。
 いつ引っ越すの,引っ越し先はどこと思うかもしれません。幹事報告ではお伝えしていますが。
 移転は,本年2月9日が期限です。もう引っ越しの手続きは始めています。移転先は,グリーンシャポービル(JR三ノ宮駅のホームから北に見える緑の屋根で赤い煉瓦色のビル)です。グリーンシャポウとはグリーンのシャッポをかぶっているという意味でしょうかね。地下にローハイドというバー,1960年創業,60年やっているバーが地下にあります。私と山本幹事も時々利用させてもらってます。
 今後とも,新しい事務所を,よろしくお願いいたします。

幹事報告

1 ガバナー事務所より
① 伊丹RC実施の地区補助金プロジェクト見学が1月30日(日)に行われる案内が届いておりますので、見学希望の方は事務局までご確認ください。
② 神戸第2グループIMは2月12日(土)開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大のため4月23日(土)に延期になりました。
2月8日(火)の休会の変更はありませんのでご注意ください。
③ RIJYEMよりLINE詐欺の報告例を回覧しますのでご確認ください。
④ 次年度 インターアクト小委員長の委嘱状が大谷会員に届いています。

2 3月5日(土)、3月6日(日)開催の地区大会に出席の方は、地区大会出席表の参加項目に〇印を入れて事務局まで、至急ご連絡をください。

3 神戸学院大学附属中学校・高等学校インターアクトクラブの例会に、奥田副会長、大谷青少年奉仕委員長、岩﨑30周年実行委員長が本日、出席いたしました。次回は、2月8(火)16:30から2階AL教室にて開催となります。まだ、出席人数については限定的なものとなりますので引き続きご協力をお願いします。

4 ピアノの森田純子先生は、体調不良のため本日はお休みです。

卓話

☆卓話当番 大田 宥 会員
 今日のゲストスピーカーは日本イタリア料理協会会長、イタリアンレストランアルポルトのオーナシェフ片岡護さんです。片岡さんは日本のイタリア料理の第一人者として著名であり、昨年は黄綬褒章を受章されました。本日は、イタリア料理今昔という題でお話をいただきます。

☆ゲストスピ―カー 片岡 護 氏
 本日はお招きありがとうございます。
 私は大田会長とは、38年前、西麻布でレストランを開いた時に知り合いました。当時、イタリアワインは日本で知られていませんでしたし、ワインの飲み方、扱い方も定着していませんでした。会長は、予約なく店の横に高級車BMWで乗り付けて、アンジェロガヤのバローロバルバレスコ等イタリア最高級ワインを「買って」と。私はそのワインが好きでしたし、会長の気迫を感じて、購入することにしました。そこからのお付き合いです。

 私はもともと料理人志望ではなくデザイナーになりたいと思っていました。芸大受験失敗した時、ある外交官から「ミラノ総領事館のコックに」と誘っていただきました。悩みましたが、外国に行くことすら難しい時代に、機会を与えてもらったので、お受けすることにしました。「日本料理を習いなさい」と言われ、つきぢ田村で3か月修業し、20歳でミラノに行きました。私のイタリアに行くにあたっての目標は「日本で一番おいしいパスタを作れるように」ということでした。もっとも、日本総領事館では毎日、仕事として日本料理を作りました。大使館と違い、総領事館ではお客様は少ないのですが、お客様が来られた時は、皆さん日本料理を召し上がりたいのですから、総領事の奥様と相談しながら日本料理をお出ししました。私は働きながら休みの日には、食べ歩きをしながらパスタの勉強をしました。

 5年間ミラノ総領事館で働いて日本に帰り、2年間代官山の「小川軒」で修業し、テノール歌手の五十嵐喜芳さんの「リストランテマリーエ」でシェフとなり、ここで小皿料理を始めました。そして1983年にアルポルトをオープンしたのです。
私はミラノにいたとき、総領事に勧められていった「ダ・リーノ」というお店で、品数の多さに驚きました。イタリア料理らしからぬ小皿が十数皿、少しずついろいろな料理がコース仕立となっていて日本料理に近いと思いました。小川軒では、前菜が9皿、スープ、魚料理、肉料理、デザート、とここも品数が多い。私は、日本料理、ダ・リーノで見た料理、小川軒の料理に影響を受けて、すこしずついろんなものを食べられる、盛り付けにも気を配り、健康にも気を配った、新しい自分のイタリアンを作りました。しかし、4月にオープンしてもお客様が来ない。8月になって不安になった頃に、朝日新聞に有馬稲子さんがコラムを書いてくださいました。これを機にヒットし、2年間満席となり、今のアルポルトのベースができました。

 お店は来てくださったお客様に満足してもらわないと続きません。人との関わりを料理を通してつなげるのが料理人の人生です。料理だけできればいいというのではなく、お客様との対話で人間性・人柄を感じてもらえるような店でありたい。厨房の中で料理を作るだけ、というシェフもおられますが私は、ホールに出てお客様と話して料理を決めていきます。

 私は70歳を超え、大田会長も80を超えられました。僕たちの世代は終わり、息子の世代になっていると感じます。そこでは、受け継ぎが重要です。店を続けるには大切なファクターです。自分の意思を通すと、息子というのは必ず反発する。親父は厨房方出てくれ、などという事態になります。でも重要な時は意見を聞いてくるし、味見もします。それ以外は任せる。世代交代はうまくやらないといけません。

 ところで、私の血液型はB型です。いい加減な面がありA型の人とは対照的です。フランス料理はA型な感じです。レシピ、盛り付けなど厳格です。イタリア料理は「いい加減」、特にパスタは「いい加減」でないとおいしくないと思っています。
 僕が始めたころ、イタリア料理店は10店もなかったけれども、今では、東京だけで2700店、パスタを出すのはカフェなどを入れると3万店にもなります。全国を見るともっと多くあります。パスタは3年間毎日食べても違うソースで食べられる、それでも足りないくらいに多様なソースがあります。そのソースは地方によってソースが違います。地方によって料理が違い、それぞれが誇りを持っています。というのも、近代にいたるまでイタリアは国がバラバラでした。統一されたのは日本での江戸時代末期ぐらいでしょう。それに、日本は島国、外敵侵入はないのに対してイタリーは地続きで侵略され続けました。例えばシチリアは、サラセン、スペイン、フランス侵入され、サルディニアはスペイン、ナポリは、フランスに。ナポリの方言はフランスなまりがあり、ナポリ料理はフランスに近いようです。

 僕はパスタをどのように日本に持ってきて定着させるかを考えてきました。日本人は、長いものが好き。そば、うどん、ラーメン、そして僕はパスタを選びました。麺について日本とイタリアは似ているところがあります。日本人はそばうどんを箸で、イタリア人はフォーク一本で食べる。フランス人は麺の食べ方を知らない、スペイン、イギリス、アメリカではナイフで切って食べる人もいます。それから、麺のコシ。パスタではアルデンテ。ラーメンも中国で食べると麺はコシがなくてぐちゃぐちゃ。日本とイタリアだけがコシを重視します。私は、日本人がイタリア料理を好きなのは、麺つながりだと思います。
 僕は人生をパスタにかけています。パスタに始まり、死ぬまでパスタを作っていけたらと思っています。

出席報告

☆細谷 眞弓 出席担当委員
 
 1月25日の出席者 24名 
 1月18日の出席者 25名(ZOOM出席4名・メークアップ1名を含む) 
 1月11日の出席者 25名(ZOOM出席1名を含む)

委員会報告

その他の報告

☆ガバナー事務所より 大谷秀明会員に2022-23年度国際ロータリー第2680地区青少年奉仕委員会インターアクト小委員会委員長の委嘱状が届きました。 

ニコニコ箱

大田宥   さん  本日卓話当番です。片岡様宜しくお願い致します。
永井幸寿  さん  茂木立さん 神戸中RCのために本当にありがとうございます。なんのことかは、ひ・み・つです。
山﨑弘子  さん  コロナ感染が拡大しています。皆様、気をつけましょう。
藤定真由美 さん  片岡シェフの大ファンです。本日お目に書かれて感激しております。卓話楽しみにしております。

例会予定

☆2022年 2月 8日(火)4月23日(土)「神戸第2グループIM」に移動
☆2022年 2月15日(火)第1352回 「 未 定 」
  スピーチ RID268パストガバナー  矢野 宗司 氏(加古川中央RC)  
  当  番 宇尾 好博 会員
☆2022年 2月22日(火)第1353回 「 断捨離 」
  当  番 山中 弘光 会員
☆2022年 3月 1日(火)第1354回 「 会員卓話 」
  当  番 山﨑 弘子 会員

本日のRCソング・BGM

☆ロータリーソング
 「 君が代 」「 四つのテスト 」

山﨑弘子 副幹事 yamazaki-law@eagle.ocn.ne.jp

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