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週報一覧

No.32  2022年3月22日号

前週の報告①

☆2022年 3月15日(火)第1355回 ハイブリッド例会
 「 今更フォークソングを語る 」
  当  番  寄神 裕佑 会員
  
  司  会  髙井 敏郎 SAA
  点  鐘  永井 幸寿 会 長 

前週の報告②

☆ロータリソング
  ソングリーダー 岩﨑 重暁 親睦活動委員
  「 仰げば尊し 」

☆BGM
 「 Don't Cry For Me Argentina 」「 If 」
 「 The Way We Were 」
  ピアノ演奏 森田 純子 先生

会長報告

     日本の歴史

 何か話題を探そうと,新聞テレビを見ても,ロシアのウクライナ問題ばっかしです。ロシアの侵略を世界中が非難して,3月2日に,国際連合が総会でロシアを非難する決議をしました。141対5です。また,アメリカが主導して経済制裁を行っています。でもロシアは侵略をやめません。
 90年前,1931年以後,日本は中国を侵略しました。世界中が非難して,当時の国際連盟が総会で非難決議をしました。42対1です。このとき,日本は国際連盟を脱退しました。よく,総会の決議に怒って脱退したと思われていますがそうではありません。総会決議は,国際連盟規約15条によるもので,日本に対する侵略をやめるよう求めた勧告でした。規約16条には,15条の勧告に従わない国に対して加盟国による経済制裁が出来ると規定されていました。日本は,国際連盟の加盟国でなくなれば経済制裁を受けないと考えて,国際連盟を脱退したのです。
 脱退後,侵略を続けました。アメリカは反発して経済制裁をしました。航空燃料やくず鉄の輸出の制限です。でも日本は侵略をやめませんでした。そして,資源を求めて軍隊を南部仏印に進駐させました。仏印とはフランス領インドシナのことであり,現在のベトナム南部です。
これに対して,アメリカは強力な経済制裁をして石油の輸出の全面的な禁止をしました。また,イギリス,オランダに呼びかけて,同様の経済制裁をさせました。日本は,アメリカ,イギリス,オランダから石油の94%を購入していたので,これで国全体が立ち行かなくなりました。
 でも,日本は侵略をやめませんでした。そして,石油の備蓄は2年分あったので,同盟国のドイツがヨーロッパの戦争で勝つかもしれないという見通しで,アメリカの真珠湾を攻撃しました。ドイツは負けました。そして,310万人の国民が犠牲になり,全国が焦土になりました。
 歴史は繰り返すと言いますが,全く同じことを繰り返しているわけではありません。人間は,色々な失敗の教訓を得て,少しずつ賢くなっています。第1次世界大戦の後に国際連盟が生まれ,第2次世界大戦の後に国際連合が生まれました。ロータリーも平和を進める活動をしています。
 ロシアとウクライナの戦争は,必ず,世界中の人たちの努力で,悲惨な結果にならないで解決するものと信じています。
                                以上

幹事報告

1 ガバナー事務所より
① 第5回 職業奉仕勉強会(ZOOM)開催のご案内が届いています。
職業奉仕委員会を中心として開催しますが、吉岡博忠ガバナーの方針より参加資格を委員会関係者に限定せず、地区内の関心をお持ちの皆様にもご参加いただける勉強会とのことです。
詳細は、幹事または事務局に確認ください。
<勉強会開催要領>
日時:2022年3月25日(金)開始 17時30分  
                終了 19時30分(予定)
場所:ON-LINE (ZOOM)
テーマ:「ロータリーライフの妙味」―揺るぎない職業人を目指して―
    チューター  中村尚義PDG

② 神戸ポートピアホテルにて、延期されていました、神戸第2グループIMが4月23日(土)に開催されますが、実際にご出席される会員を把握する必要がありますので、事務局まで3月29日(火)までにご連絡をお願いします。

2 北条ロータリークラブより新型コロナウィルスの感染拡大の影響のため創立60周年祝賀会開催を中止するとのお知らせが届いています。

3 他クラブ週報を回覧します。

卓話

     「今更フォークソングを語る」

そもそもフォークソングとは音楽のジャンルの一つ。元来は民謡や民俗音楽を指しますが、民謡から派生したポピュラー音楽や反戦歌などのプロテストソングも含まれます。また、40年代のアメリカで起こったフォーク・ソング・リバイバルを起源に、世界中に流行したポピュラーミュージックの形態のことを指し、日本でも60~70年代に大流行します。アコースティックギターにボーカルが基本スタイルで、代表的なアーティストはピート・シーガー、ブラザーズ・フォー、PPM、ボブ・ディランなど。

~ボブ・ディラン「風に吹かれて」、ピート・シーガーの「花はどこへいった」の解説~

結果的に民謡をピート・シーガー、ボブ・ディランのようなミュージシャンが、都会的に仕上げ、若者の音楽としてとくに60年代初頭ぐらいから流行させたのが、「フォーク」と呼ばれるジャンルとなります。「風に吹かれて」「花はどこへいった」は今まさに世界で流れるべきフォークソングではないでしょうか。

60年代後半から70年代後半は邦楽の世界に、フォークソングという音楽が登場し、若いアーティストたちが多くデビューし、作詞家・作曲家に頼らず、自分たちの感性で作詞作曲・歌うアーティストが輝きを持ち始めた時代でした。まもなく日本ではマイク真木が歌う「バラが咲いた」や、森山良子の「この広い野原いっぱい」が大ヒットします。「バラが咲いた」のレコード・ジャケットには『日本のモダンフォークがうまれた!』とキャッチフレーズが書いておりますが、この曲のヒットがきっかけとなって日本の音楽界にフォーク・ソングブームが広がっていく事となります。

68年になると、ベトナム反戦運動や反安保闘争がさらに活発化し、フォーク歌手のなかにも、社会的、政治的メッセージの色濃いプロテストソングを歌う人が増えてきます。

レコードの売り上げでは、吉田拓郎の「旅の宿」、南こうせつとかぐや姫の「神田川」などが大ヒットを記録。井上陽水のアルバム「氷の世界」は、アルバム単位で日本のレコード史上初めて100万を超えるセールスをうち立て、 “フォークが売れる”時代が始まっていきます。また、歌謡曲の牙城であった日本レコード大賞にも、フォークソング勢が進出していき、74年のレコード大賞はフォークソングが大躍進した年で、大賞の栄光に輝いたのは森進一の「襟裳岬」。ご存じのようにこの曲は、岡本おさみが作詞、吉田拓郎が作曲をしたものです。まさにフォークソングの時代の到来であった。

その後フォークソングはジャンルを超え広まっていきます。聞き手の感覚としても、どこまでがフォークソングで、どこからが歌謡曲なのか、境界線が判らなくなっていったのではないかと思います。ちょうどその頃使われはじめたのが、ニューミュージックという言葉で、単純にこの言葉を日本語にすれば「新しい音楽」。どんな新しい音楽でも当てはめていくことができ、フォークソングというくくりでは収まりきらない、多種な音楽がニューミュージックであり、その原点は、吉田拓郎、井上陽水、南こうせつにあったと言っても過言ではありません。

フォークソングの黄金期と同時に70後半~80年代にはバンドブームが来ます。さらにはテクノやパンク、アイドルブームも到来し、フォークソングは停滞・低迷していきますが、フォークやロック、ニューミュージック・その他含めジャパニーズポップスに変わっていったのではないかと思っています。

80年代以降、フォークソングはもとよりニューミュージックという言葉すらも過去のものになったが、フォークソングは生き続けています。90年代半ばに、2人組のゆずがデビューします。横浜の松坂屋前にて路上ライブを行いデビューにつながるのですが、90年代以降のフォークソングを語る場合、この路上でのライブというのが、1つのキーワードになります。

最後に、意外と思われるかもしれませんが、令和の歌い手で最もフォークソングを感じさせてくれるのが、あいみょんです。物語の作り方がうまく、それを表現できるだけの歌唱力をもっています。またメロディーも昭和を感じさせてくれて、また彼女が西宮出身というのも好感を持てます。最近のJPOPに飽きてきている方はあいみょんの歌を聞いてみてはいかがでしょうか。彼女は、令和最初で最後のフォークシンガーになるのかもしれません。

さて、フォークソングは、これからどこへ進んでいくのでしょうか。決して過去の音楽ではなく、その精神はこれからも受け継がれ続いていくはずです。

参考文献:東洋経済ONLINE「フォークソングを愛する人に甦る全盛期の記憶」

出席報告

☆寄神 裕佑 出席担当委員代理
 3月15日の出席者 24名(ZOOM出席1名を含む)
 3月 8日の出席者 18名
 3月 1日の出席者 24名(ZOOM出席1名メークアップ1名を含む)

委員会報告

☆岩崎 重暁 ロータリー財団委員会会長
 ロータリー財団がウクライナ地域での直接的人道支援の窓口を設置しました。RIホームページからも簡単に寄付できます。よろしくお願いします。 

 

その他の報告

☆ちょっと一言 中橋 康行 会員

ニコニコ箱

☆藤定 真由美 副SAA
 永井 幸寿 さん  寄神さん、部長さんにはお世話になりました。ウクライナ支援でロータリー財団への寄付宜しくお願いします。
 寄神 裕佑 さん  本日卓話です。よろしくお願いします。

例会予定

☆2022年 4月 5日(火)第1358回 「 演題 神々の宿る島インドネシア・バリ島の魅力 」
         当  番 藤定 真由美 会員
☆2022年 4月12日(火)第1359回 「 創立30周年記念例会 」
         当  番 創立30周年記念実行委員会
☆2022年 4月19日(火)休 会
         4月23日(土)「神戸第2グループIM」に移動
☆2022年 4月23日(土)第1360回 「神戸第2グループIM」
         ホストクラブ 神戸西ロータリークラブ

本日のRCソング・BGM

本日のRCソング・BGM  
 ロータリーソング 「 青い山脈 」
 BGM  
  「 Tennessee Waltz 」「 Lullaby 」
  「 For All We Know 」
 ピアノ演奏 森田 純子 さん

山﨑弘子 副幹事 yamazaki-law@eagle.ocn.ne.jp

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