「　米山月間に因んで　」

当番　　　　米山記念奨学会委員長　吉井　　邦弘　会員


ロータリークラブでは、10月は米山月間です。
ロータリー米山記念奨学事業とは、将来において日本と世界を結ぶ「懸け橋」となって、国際社会で活躍する人材を育成する事業です。
ロータリークラブが60年間にわたり支援した奨学生数は、累計で18.104人、その出身国は１２１ヵ国におよび国内では民間最大の国際奨学生事業です。
本日は米山記念奨学生のチェア・パルさん（世話クラブ・神戸東灘R.C）を、例会にお招きしております。
チェア・パルさんは、１９８１年生まれの３３歳、カンボジアのご出身で、母国のプノンペン王立大学を卒業し、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会に勤務し、昨年１０月から神戸大学大学院修士課程の社会科学科に入学、専攻は地域協力政策です。　それではチェア・パルさん卓話をよろしくお願いいたします。


「　Introduction to Cambodia　」

米山奨学生CHEA PHAL（チェア パル）さん

■カンボジア基本データ

面積：181,035 Km2 （日本の半分ぐらい）
首都：プノンペン
人口：140万人（National Census 2008)
言語：クメール語
宗教：仏教 (96%), イスラム教 (2%), クリスト教 (1%)
経済成長率：7% (World Bank, 2013)
一人あたりのGDP：USD 946 (World Bank 2012)
貧困率: 28.3% (UNDP, 2011)
識字率: 77.6% (National Census, 2008)
平均寿命：63

■カンボジアの教育

法律上では小学校と中学校は無料で義務である。
しかし、5人の中に1人の子どもが学校に通っていないです。
33％の2年生がまったく字が読めない。（教育省統計2013年）
小学校中退率が8.7％で中学校中退率が2割以上（教育省統計2012年）
2013年現在、まだ４５％の小学校の先生が小学校か中学校かしか教育受けられなかった。

■カンボジアの経済：日系企業が進出

進出ラッシュのカンボジアですが、その一方で、日系企業が進出するにあたって、下記のような課題があります。

割高な電力コストと不安定な電力供給
地方道路のインフラ整備
熟練労働者、管理職社員不足や労働者の教育水準の低さなど、労働供給体制
許認可基準や行政手続きの不透明さ

「　言葉じゃなくても通じること　」　　森本　ひまり　さん

私がこのオーストラリア訪問で一番心に残ったことは、フリーディです。私の家族はバディのいとこのお誕生日会に行くことになりました。最初、どこに行くか知らされていませんでした。車に乗ること約30分。私達は丘の上に立つ大きなきれいな家に着きました。そこは日本では見たことがない、森の中の家でした。家の裏には野生のカンガルーやコアラが来ます。中に入ると、たくさんのオーストラリアの人がいました。私はすごくドキドキしました。やっと家族に慣れたのに、今度は初対面の大勢の外国人だなんて！どうしようと思いました。いろんなところで英語が聞こえてきて、なぜかすごくあせりました。そして私は気付きました。日本人ってこの大勢の中で私ただ一人なんだ。そう思ったとき、すごく悲しくなりました。もらったジュースも食べ物も、全然食欲がなくて食べられませんでした。ただただ悲しかったのです。そんな時、元気がない私に気付いてくれれた小さい女の子がいました。その子は、一緒にトランポリンをしてくれたり、走り回ってくれました。だんだん他の子供達とも仲良くなりました。そしてみんなで家の中や庭で遊びました。数十分前の悲しみは消えて、私は自然と笑顔になっていました。その後は積極的に関わるようになりました。
　私は一人の小さな女の子に元気付けられました。言葉は通じなくても気持ちは伝わるんだなと思いました。
　今回の訪問は、初めての体験がたくさんありました。
これからの私にいかせたらなと思います。本当に楽しかったです。

「　いろいろな経験をしたオーストラリアメリマック訪問　」　髙橋　美羽　さん

　私は今年の夏、オーストラリアに行きました。
今回のオーストラリア訪問では、ワクワクしている気持ちの反面、とても不安な気持ちもありました。
でも今回の訪問で、楽しかった事、驚いた事がありました。
まず、オーストラリアで楽しかった事は、バディのクラス全員の子とサッカーをした事です。なぜかと言うと外国人は私たち日本人より体力があり、運動神経もよくて一緒にサッカーをしていてとても疲れたけど楽しかったからです。
次に、バディの家の中で驚いた事が二つあります。一つ目はお風呂についてです。オーストラリアのお風呂はだいたいがシャワーだけというのは聞いていたのでビックリはしなかったけど、シャワーの水の温度を自分で調節しなければならない事がビックリでした。私たち日本ではシャワーの水が丁度良い温度ででるけど自分で調節は面倒だと思いました。
二つ目は食事についてです。私たちは朝昼晩はほぼ違うご飯を食べているけど私のバディの家では、朝ご飯が毎日一緒で最初は「また？」と思ったけど慣れてくると驚かなくなり、今思えばあんな事も外国ならではだったのかなぁと思いました。
私は今回とても貴重な経験をしました。その経験を私は習い事の英語に生かしたいと思います。理由はバディの話している言葉はだいたいわかったけど、どう返事をしていいか分からず困った事が何度もあったのでその経験をバネにもっと英語がうまくなるようにがんばりたいです。

☆山中　英彦　親睦委員会副委員長

10月22日　大渕会員と松本会員の新入会員歓迎会を行います。


☆ゴルフ同好会　押部　浩二　会員

10月8日三木ゴルフ倶楽部にて8時30分集合の9時10分スタートで行います。多数の参加宜しくお願い致します。