2022/5/31・No.41

☆2022年 6月 7日(火)第1366回 ハイブリッド例会
  「 コロナウィルス感染症の診療について 」
  当  番  髙橋 玲比古 会員

☆2022年 6月14日(火)第1367回 例会
  「 委員会報告 Ⅰ 」
  当  番  各委員会委員長


☆2022年 5月31日(火)第1365回 ハイブリット例会
 「 6月親睦活動月間に因んで 」
  当  番 親睦活動委員長 松本 考史 会員
 
  司  会 髙井 敏郎 SAA
  点  鐘 永井 幸寿 会 長

☆ロータリーソング
   ソングリーダー 寄神 裕祐 親睦活動委員
  「 野ばら 」

☆BGM
  「 Tennessee Waltz 」「 Lullaby 」
  「 For All We Know 」
 ピアノ演奏 森田 純子 先生

山﨑弘子 副幹事 yamazaki-law@eagle.ocn.ne.jp

会長報告         現代美術

 あの話をします。報道に依れば,関係者は起訴猶予になったそうです。「起訴猶予」とは,検察官が犯罪を行った嫌疑は充分あり,証拠もあるけど,情状によって起訴しないという手続きです。「嫌疑不十分」で起訴しない場合や,「嫌疑なし」で起訴しない場合とは異なります。
 「起訴猶予」は,起訴できるけど,年齢,職業,環境や,反省,賠償や示談,前科等を考慮して起訴を猶予することです。但し関係者の人権は保障されなければなりません。従って,起訴猶予がなされても法律上は無罪は推定されます。
 日曜日に知り合いが逮捕され,月曜日に連絡を受けて予定をキャンセルして警察に面会に行き,関係者と会い,証拠を集め,今日火曜日は,病院をキャンセルして,書面をつくり,検察庁や裁判所に行きました。身柄が拘束された刑事事件は,直ちに処理しなければならないことが多数有ります。
 そのようなことは絶対ないと思いますが,何かの間違いで皆さんがそのような状況になったら,当クラブの優秀な2人の弁護士とお守りしますのでご安心ください。
 ちょっと,別の話をしましょう。
 最近「現代芸術」を見てきました。現代芸術というと、難しいな、よくわからないなと思っていたので、この機会に、きちんと鑑賞してみようと思いました。
 ミニマルコンセプチュアルアートとありました。ミニマルアートが「幾何学的な形状やその反復による作品」で、コンセプチュアルアートとは「その元になるコンセプト」であるとのことですが、これがよくわからない。
そして,作品を見ても良くわからない。床に144箇の鉛の四角い塊が置いてあるのですが、それを見ても、ああ、鉛の塊が置いてあるなと思うだけなんですね。また、数字をたくさん書いた作品がるのですが,何のためにそういうことをしているかわからない。
 見終わって、大変疲れました。理解しようとしたのですが、何を表現したいのか、見る人にどのように感じてもらいたいのかが最期までわかりませんでした。
 この日は、関口俊吾さんという画家の展覧会を、口直しと言っては何ですが、行ってきました。神戸市立小磯記念美術館でやっており、神戸にゆかりのある小磯良平さんとも親交があったそうです。
何よりも何が画いてあるのがわかって良かったです。「これは女の人だ」「これは,海岸だ。船だ。」と。海と船の絵は、明るくて、開放的な絵でした。魚を描いた絵は、生き生きとしておいしそうでした。これらの絵は,生きる喜びを伝えたいという気持ちが伝わってくるようですし、受け取る側も、幸せな気分になれました。
 芸術というのは、発信する側がいて,受け取る側がいて成り立つわけですから、受け取る側のことをもう少し考えたら、現代芸術もファンが増えるのではないかと思いました。
                           以上            
幹事報告 1 ガバナー事務所より
5月29日(日)に開催されました規定審議委員会説明会に永井会長、宇尾会員、山本幹事で出席をしてきました。後ほど、制定案一覧表を回覧いたします。

2 神戸学院大学附属中学校・高等学校インターアクトクラブの例会に、奥田副会長、髙井会員が本日、出席いたしました。次回は、6月7日(火)16:30から2階AL教室にて開催となります。

3 クラブ活動年次報告、新年度活動方針の原稿を6月7日(火)までにお願いします。また、6月14日、6月21日のクラブ活動年次報告のご都合が悪くなった場合、代理をたてられる方は至急、事務局までお願いします。

卓 話

   親睦活動月間に因んで

       親睦活動院長 松本 考史 会員

【はじめに】
 親睦と奉仕はよく「ロータリーの二本の柱」あるいは「車の両輪」と言われています。ロータリーのことを誰かに説明する時、必ず「親睦」「奉仕」の2語を使うのではないでしょうか。それだけ親睦と奉仕はロータリーにとって重要な概念であると言えます。
しかし、我らが2680地区には、親睦と名のつく委員会がありません。奉仕の委員会は職業奉仕委員会、社会奉仕委員会など、数多くあるにも関わらず、です。これは2680地区だけの話ではなく、日本全国34地区のホームページからそれぞれの組織図を確認し、親睦と名のつく委員会の有無を確認しましたが、存在するのは2地区(2750地区と2790地区)のみ。それ以外の32地区にはありませんでした。親睦と奉仕はロータリーにおいて並び称され、それぞれ重要な概念と捉えられていますが、なぜこのような違いがあるのでしょうか?その疑問を出発点として、ロータリーにおける親睦について調べてみました。

【親睦とは】
 「親睦」という言葉を辞書で引くと、「互いに親しみ合い、仲良くすること」「親しみあうこと。なかよくすること」など、どの辞書もほぼ同じ表現がなされています。しかし、ロータリーはアメリカ・シカゴの発祥であり、英語話者が作った団体です。ロータリーの親睦は英語ではfellowshipとされていますが、英語話者がこの言葉を用いる意図を推し量るべく、英英辞典を引いてみました。その結果、「a feeling of friendship resulting from shared interests or experiences(興味や経験の共有から生まれる友好感)」「a feeling of friendship between people who do things together or share an interest(一緒に何かをしたり興味を共有する人の間の友好感)」「a friendly feeling that exists between people who have a shared interest or are doing something as a group(共通の興味を持つ人や集団で何かをする人の間に存在する、友好的な感情)」などとの記載がありました。これはfellowshipは単なる友情のことを指すのではなく、共通の興味や趣味、経験を通じて育まれるものであり、それら無しではfellowshipはあり得ないということを示しています。

【ロータリーにおける「親睦」の位置付け】
 「ロータリーの目的(旧ロータリーの綱領)」は、「ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。」から始まる文章で、現在の標準定款の第5条「目的」と全く同一の文章です。この中には、「奉仕」は5回も出てくるのに対し、「親睦」という言葉は一言も入っていません。各クラブは標準定款を採用することを義務付けられていますので、その活動目的として「親睦」を定款に定めているクラブは一つも存在しないということになります。この事実を見る限り、「親睦」は「奉仕」と同列に語られるほど重要な概念には見えません。

【なぜ親睦が大事なのか?】
 よく知られている通り、元々ロータリーは親睦を目的に設立された団体です。1906年のシカゴロータリークラブの定款は

第2条 目的
 目的は以下の通りとする。
1. 会員の事業上の利益の促進
2. 通常、社交クラブに付随する良き親睦とその他の特に必要と思われる事項の推進

となっており、互助と親睦が目的となっていたことが伺えます。しかし、1912年には親睦の文字が定款から消えています。

【親睦か奉仕か】
 親睦を目的として設立されたロータリーでしたが、互助と親睦だけの内向きの組織に未来は無い、という考え方が出てきます。そこで奉仕の概念を取り入れようとしました。当時の会長、ポール・ハリスは、はじめに親睦があり、その上に高次の概念として奉仕が出てきたため、それが親睦と相容れないときは、親睦よりも奉仕が優先されるという立場を採りました。その結果、出席率が著しく低下したと言われています。
ポール・ハリスは、その後「奉仕が上、親睦が下」という考えが過ちであったことに気づき、「親睦と奉仕を同じレベルで捉えるべきだった。いずれを優先させてもいけない。ロータリー精神は親睦と奉仕の調和の中に宿る」との言葉を残しています。

【親睦と奉仕】
 Guy Gundaker(1923~24年度RI会長)は、その著書「A Talking Knowledge of Rotary」において、「親睦はロータリー運動そのものではなく、ロータリーという植物が根をはり、成長するためにどうしても必要な、最上の土壌に過ぎないのである。」と述べています。これを聞いた時、「ロータリーの樹」が頭に浮かびました。以前何かの研修の際に見かけた図ですが、「奉仕」が樹であり、その土壌が「親睦」であると表現されています。「奉仕」という樹がなければロータリーではありませんが、「親睦」という土壌がなければその樹は育たない、「親睦か奉仕か」の二者択一ではなく、「親睦も奉仕も」いずれもなければロータリーは成り立たない、ということを端的に表した素晴らしい図だと思います。
 「親睦か奉仕か」という議論を経て、結果的に奉仕を目的とするに至りましたが、決して親睦を軽視するものでは無いことが伺えます。この流れを知ると、「親睦と奉仕」という言葉は、シンプルではありますが非常に洗練された表現のように思えてなりません。


【源流の会 HPより】
 尼崎西RCの田中毅パストガバナーが主催する「源流の会」のホームページにある「親睦と奉仕」という文章から、特に印象に残った箇所を要約してお伝えしたいと思います。
① 一人一業種制度は、同業者の競争意識や対立による親睦の阻害を排したいとする理由から設けられている。また、4回連続例会欠席が退会処分となるのは、4回も続けて欠席するような会員から友情を期待したり、奉仕の心を語り合うことは不可能であり、そのような会員を放置することはロータリー運動そのものを危うくするという理由から設けられている。
② 「親睦と奉仕は相反関係にあるのではなく、相互に支え合いながら回転する二枚の歯車であると考えなければなりません」
③ 「親睦とはロータリークラブが、クラブとして存続していく上で欠かすことのできない必要条件となる、ロータリアン個人個人の心が結合した状態を表す概念なのです」
④ 「親睦を深める最適の場所は、毎週一回の定例の例会であることを忘れてはなりません」

【最後に】
 親睦からはじまったロータリーは、「親睦か奉仕か」という議論を経て、「親睦も奉仕もいずれも大切である」と考えられるに至りました。ロータリーの目的はあくまでも奉仕ですが、親睦はクラブが成立するための必要条件であり、これ無しには奉仕も成り立ちません。定款や細則に明記はなく、地区での組織立った活動もありませんが、しかし「ロータリーの中核的価値観」には「奉仕」「多様性」「高潔性」「リーダーシップ」と並んで「親睦」が入っており、「四つのテスト」の3つ目には「好意と友情を深めるか」、ロータリーソング「我らの生業」には「奉仕の理想に集いし友よ」というフレーズがある通り、「親睦」はロータリーの至る所に根付いています。親睦と奉仕が「二本の柱」「車の両輪」と言われるのも大いに納得できます。
 また、一部の例外を除いて地区に親睦活動委員会が無いのは、親睦はあくまでもリアルな人と人との関係性から生まれるものであり、地区が仕組みとしてバックアップする類のものではない、という理由からではないでしょうか。
前述の通り、ロータリーにおける親睦はfriendshipではなくfellowshipです。単なる仲良しではなく、興味や理念・経験の共有があって初めて育まれるものです。そのためには会員同士が同じ時間を同じ場所で過ごすことが大切であり、毎週のホームクラブでの例会出席が非常に重要です。そう考えると、親睦活動委員会の本分はクリスマス例会などのイベントを取り仕切ることではなく、毎週の例会に出席してもらえるよう、おもてなしをすることだと気付かされます。受付に立って会員の皆様を出迎える、ロータリーソングを歌う、ゲストの皆様を紹介する、誕生日を迎えた会員を祝う、など、これら親睦活動委員会の職務はやはり全て意味があるのだと、年度も終わりに近づいた今になってようやく気付くことができました。

出席報告

☆細谷 眞弓 出席担当委員
 5月31日の出席者 23名(ZOOM出席2名を含む)
 5月24日の出席者 24名(ZOOM出席3名を含む)
 5月17日の出席者 25名(ZOOM出席2名を含む)

委員会報告

その他の報告

ニコニコ箱

☆藤定 真由美 副SAA
 永井 幸寿 会員

例会予定

☆2022年 6月21日(火)第1368回 例会
  「 委員会報告 Ⅱ 」
  当  番  各委員会委員長

☆2022年 6月28日(火)第1369回 例会
  「 四役退任挨拶 」
  当  番  会 長 永井 幸寿 会員
        副会長 奥田 祐司 会員
        SAA 髙井 敏郎 会員
        幹 事 山本 裕一郎 会員

本日のRCソング・BGM

☆ロータリーソング
  「 君が代 」「 我等の生業 」

☆BGM
  「 A White Shade Of Pale 」「 Moon River 」
  「 ロッホ・ローモンド 」