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ポリオ撲滅運動

ポリオとは・・・

ポリオ(骨髄性小児麻痺)は身体麻痺の後遺症をもたらし、時として命さえも奪う伝染病です。

アジアやアフリカ、中東の国々では今なお、主に5歳未満の幼児がこの病に冒されています。ポリオは身体を麻痺させ、時には死に至らしめることもあります。

治療法のないポリオに対する最善の対策は予防です。わずか米貨60セントのワクチンで、一人の子供を、身体の自由を奪うこの疾病から一生守ることができるのです。

ポリオ感染後、数時間のうちに麻痺症状を引き起こすケースもありますが、後遺症による麻痺障害を治療で治すことはほとんど不可能です。

最も深刻な症状では、ポリオウィルスが脳幹の運動ニューロンを侵し、呼吸困難や死亡に至るケースさえあります。過去には、ポリオは、身体障害の最大の原因となっています。

ポリオが撲滅されなければ、世界中の人々はこの病の脅威に怯えながら暮らし続けることになります。 世界が50億米ドルを投資したこの撲滅活動が成功しなければ、今後40年間に1,000万人以上の子供が身体障害を患うことになると推測されています。

ポリオ・プラス

ポリオ・プラスが1985年に開始されて以来、120万の会員から成るロータリーの広大なネットワークが、資金、ボランティア、人脈をポリオ撲滅活動に捧げてきました。

世界ポリオ撲滅活動へのロータリーの財政的支援は、世界でポリオ撲滅が証明されるまでに、12億米ドル近くに達すると予想されています。

1985年にロータリーが率先して始めたポリオの大規模な予防接種活動がきっかけとなり、世界保健総会がポリオ撲滅の決議を採択しました。この決議が、1988年の世界ポリオ撲滅推進計画発足への道を開きました。

全国一斉予防接種日(NID)に子供たちにワクチンを投与するため、世界中で何千人ものロータリアンがボランティアとして活動してきました。

ポリオ・プラス・プログラムは、交通費やワクチンの輸送費をはじめ、社会動員、保健要員の研修、監視活動の支援といった撲滅活動の運営資金の調達を助けています。 ロータリアンは、ポリオ撲滅に必要な行政面と財政面の援助を、ドナー政府やポリオ発生国の政府に働きかけています。

ポリオ撲滅活動

ポリオ撲滅は私たちの手中にあります。

しかし、今、ポリオ撲滅の機会を逃したら、身体障害や死をもたらすポリオの危険は、これからも世界の子供たちを脅かし続けるでしょう。

ロータリーのポリオ・プラス・プログラムへの寄付をはじめ、ボランティア活動やポリオについての認識向上活動を通じて、あなたも撲滅に向けてロータリーを支援することができます。

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